乳児湿疹の症状、いつからあった?
赤ちゃんの肌に対する意識調査
子育て
赤ちゃん約80%が肌トラブルを経験しているといわれる「乳児湿疹」
「乳児湿疹」とは、赤ちゃんの肌トラブルの総称です。乳児は生後2〜4ヶ月頃まで皮脂分泌が盛んで、その後は急激に減少するため皮膚トラブルを起こしやすく、湿疹が悪化しやすいのも特徴の一つです。
今回BELTAでは、育児経験のある331人に「乳児湿疹、赤ちゃんのお肌の悩み」に関するアンケート調査を実施いたしました。
乳児湿疹の症状がない赤ちゃんのほうが珍しい
産後赤ちゃんの乳児湿疹を経験したことがある人は「あった(85.2%)」「あった気がする(12.1%)」を合わせると、全体の97.3%にも上りました。
この結果から乳児湿疹の症状がない赤ちゃんの方が珍しいということがわかりました。
生後0ヶ月~3ヶ月で約9割近くの赤ちゃんが乳児湿疹を発症
乳児湿疹が起きた月齢を聞いてみたところ「0ヶ月~3ヶ月(87.3%)」という回答が最も多く、1ヶ月検診頃に肌の悩みが多くなっているということがわかりました。
近年、湿疹やアトピー性皮膚炎は食物アレルギーの発症リスクがあることが研究されており、新生児からのスキンケアでアトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上も低下することが発表されています※1。そのため、初期症状のうちに治しておくことが重要です。
9割以上の人が乳児湿疹を発症したときに泡ポンプタイプのベビーソープを使用
乳児湿疹を経験したときに使用していたベビーソープは「泡のポンプタイプ(90.6%)」が最も多く、既に泡立っていてポンプタイプで使いやすく、ドラッグストアやインターネットでも購入しやすいことから多くなっているようです。
自由回答からは「石鹸タイプは一人でお風呂に入れる際に両手で泡立てるのが難しく使いにくいのが難点。」という回答が寄せられました。
乳児湿疹が起きたときの対策は保湿ケアが主流
乳児湿疹が起きたときの対策としては、「保湿をたくさんするようにした(50.6%)」と乾燥が原因だと考え保湿ケアをする人が約半数以上に上るものの、約3人に2人は病院には行っていないことがわかりました。
自由回答からは「乳児湿疹はホームケア(市販品)で対処していくべきなのか、病院に行って薬を処方してもらうレベルがどのくらいなのか、ネットなどで調べていてもなかなか自分で判断できなかった。」「ひどくなると病院に行ったが薬を塗ることにも抵抗があり、普段のクリームもどれが本当に良い物なのかわからなかったので悩んだ。」という回答も。
ベビーソープが赤ちゃんの肌の乾燥につながっていることを知らない人が半数以上も
また、泡立ちの良いベビーソープやアルカリ性の固形石鹸が肌に必要な皮脂まで洗い流し、乾燥につながる可能性があることを知らないという人が半数以上いることがわかりました。
自由回答では、「いくら保湿や洗浄をしても乳児湿疹になってしまい、自分が悪いのかすごく悩み辛かった。」「病院に行ったらベビーソープが原因になっていることを言われ、ベビーソープの使用を2日に1回にした。」という回答が寄せられました。
まとめ
アンケートの結果から、赤ちゃんの肌荒れを起こしたタイミングで泡のベビーソープを使っている人が9割を超えることがわかりました。
しかし、ベビーソープが原因で肌荒れを起こしていると認識している人は49.2%となっており、更に乳児湿疹を起こしたタイミングでベビーソープを買い替えたという人は12.5%しかいないという結果に。
ベビーソープが原因となっていることが認識されておらず、なかなか治らない乳児湿疹に悩みを抱える人がいることが明らかになりました。