妊活って何から始めたらいい?準備することは?

話し合っている夫婦

「将来赤ちゃんが欲しい」「でも妊活って何から始めたらいいのかわからない」という悩みを持った方は多いのではないでしょうか?

妊活とは、妊娠を望む夫婦が、赤ちゃんを授かるための準備をする全体の活動を指します。

ここでは、妊娠に向けて準備することや、妊活中に気をつけるべきことについてお話ししていきます。

妊活マイスターが監修

BELTA専属妊活マイスターの顔写真

BELTA専属
公認上級妊活マイスター
(一般財団法人 内面美容医学財団認定)
大島 由紀 (おおしま ゆき)

妊娠するために準備すること

まずは夫婦で話し合う

話し合っている夫婦

まずは夫婦で、いつ頃赤ちゃんを産みたいのか、何人欲しいのかなど、妊娠に向けて話し合うことが大切です。妊活は女性だけが頑張るものでも、男性だけが頑張るものでもありません。夫婦二人三脚で行うものです。

しっかりと話し合い、妊娠に向けての意識や知識を取り入れ、プランを作りましょう。

基礎体温を記録し、タイミングを予測する

基礎体温を計測したグラフ

一般的に妊娠しやすいとされているのが、「排卵日」です。この排卵日の1〜2日前に性交渉をすると妊娠する確率が高いと言われています。

この排卵日を予測するために大切なのが、基礎体温を測り、生理周期を把握することです。

排卵日は、低体温期の最後の日に起こると言われており、基礎体温をアプリなどに入力し管理していると、排卵日を予測してくれたりもします。

産婦人科に行ったとしても、この基礎体温を目安にして、診断する場合が多いため、妊活をスタートする場合には、基礎体温をしっかり測ることを意識しましょう。

妊娠しやすい時期を基礎体温や月経周期から知る

産婦人科を受診する

産婦人科を受診している女性

産婦人科に行かずに自己流で始める人もいますが、産婦人科を受診することも大切です。産婦人科では、妊活の相談だけでなく、子宮や卵巣の状態を診てもらうこともできます。

また、基礎体温や生理周期に問題がある場合は、なんらかの病気の可能性もあるため、早期の発見という意味でも大切です。

特に、30代後半〜40代で妊娠を望んでいる方は、まずは産婦人科に行き、相談や検査を受け、妊娠に向けて体の状態をチェックしてもらいましょう。

男性も問題がないかチェックを

精液検査

不妊の原因は女性も男性両方にあると考えられます。

女性が日々、基礎体温を測り、タイミングを取ろうとしても、男性側の精子に問題があっては、妊娠する確率は下がってしまいます。

また、精子の量や数、運動量などに問題がないかを検査しないまま、妊活を進めてしまうと、時間やお金を不妊治療に費やしてしまう可能性もあるため、検査することがおすすめです。

病院で検査もできますが、簡単に自宅でもできる検査キットもあります。不妊は女性だけの問題ではなく、男性の問題でもあります。男性もしっかりと準備しましょう

妊活のために男性がやるべきこと、できることは?

妊活中に気をつけること

年齢を重ねる程、妊娠率が下がるというのは事実です。また、年齢は妊娠率だけではなく、妊娠するまでの期間にも影響します。

自身に妊娠や出産の予定がない場合、つい先送りにしてしまいがちですが、例え予定がなくても将来的に自分が子どもを持ちたいかどうか、妊娠・出産について、一度しっかり考えておく事が大切です。

お酒

お酒を断っている女性

アルコールの過度な摂取は男女ともに健康被害をもたらすので気をつけましょう。

また、女性の妊活中のお酒は、赤ちゃんに影響する可能性は少ないとされていますが、妊娠中の場合は赤ちゃんの形態異常の可能性が高まるため、妊活中から、お酒を控えた方が安心です。

今まで、定期的にお酒を摂取していた人が、いきなりお酒を止めるのが難しい場合は、少しずつ減らしていくなど、工夫してお酒と向き合っていきましょう。

妊活中のアルコールは妊娠に影響する?

タバコ

タバコを嫌がる女性

タバコには、ニコチンという成分が含まれており、血管を収縮させて、血流を悪くさせる作用があります。そうすると、子宮や、胎盤への血液量も減少してしまいます。これにより赤ちゃんの低酸素状態や胎盤の老化、機能の低下を引き起こし、低体重児や早産のリスクが高まります。

また、男性では、タバコを吸うと精子の運動率も下がることがわかっています。

なので、妊活中の段階から、禁煙することが大切です。受動喫煙も避けるようにしましょう。

※参考:女性の喫煙・受動喫煙の状況と、妊娠出産などへの影響

体の冷え

寒がっている女性

体の冷えも気をつけましょう。

体が冷えてしまうと、体全体の血行や代謝が悪くなり、子宮環境にも影響が出てしまいます。子宮が冷えてしまうと、卵巣機能がうまく働かず、排卵障害を引き起こす可能性があります。

適度な運動や、体を温める食事や服装をして、冷え対策をしていきましょう。

温活は妊活にも有効?

暖かい飲み物を飲む女性

日々の生活でよく耳にする「温活」ですが、妊活にも効果があります。

以下のページでは、妊活に「温活」がなぜ有効か、どんな方法があるのかをご説明しております。

妊娠のための冷え対策を詳しくみる

妊娠しやすい体づくり

妊娠するためには、健康な体であることが第一です。生活習慣を整え、できるだけストレスを避けるようにしましょう。その中でも以下のことを見直していきましょう。

睡眠

目覚めが良い女性

人間は寝ている間に、脳や体を休ませるだけでなく、多くの成長ホルモンを分泌しています。また、睡眠時間をしっかり取れていないと、なかなか疲れが取れないなど、ストレスの原因にも繋がります。

睡眠時間は人によってそれぞれですが、少なくとも6〜7時間は睡眠時間を確保するようにしましょう。

冷えやすい季節には、足を温めてから寝るのがおすすめです。体の末端を温めることで、心部体温が下がり寝付きが良くなります。

運動

ヨガをしている女性

適度な運動も大切です。運動することによって、ストレスの発散になるだけはなく、基礎代謝も上がることによる、冷えの対策にもなります。

ウォーキングやランニングだけでなく、ヨガやピラティスも効果的です。

運動は継続することが何よりも重要です。階段をいつもより多く使ってみるなど、日常で取り入れやすい運動から無理なく始めましょう。

葉酸を取り入れたバランスの良い食生活

葉酸が含まれている食材

できるだけ、1日3食を心がけ、バランスの良い食事をしましょう。妊活中から健康的な食生活の習慣をつけておくことが、赤ちゃんの成長にも繋がっていきます。

また、妊活中に意識して摂って欲しい栄養素が「葉酸」です。

葉酸はビタミンB群の一種で、葉酸を十分に摂取していると、赤ちゃんの神経管閉鎖障害という先天性異常の発症率を下げると明らかになっています。

葉酸とはどんな栄養素?

※参考:葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果

葉酸を摂るならサプリメントがおすすめ

ベルタ葉酸サプリ

妊活中に大切な葉酸ですが、熱に弱いという性質から、食事でははなかなか補いにくい栄養素の1つです。

厚生労働省からも、妊活中は、サプリメントから葉酸を摂取することが推奨されています。

大切な時期に不足しないためにも、この時期からの摂取を心がけましょう。

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