酵母葉酸について

妊娠中の女性

葉酸は妊活中の女性、妊婦さん、赤ちゃんに大切な栄養素と言われていますが、普段の食事からは補いにくい栄養素です。そのため、不足しがちな栄養素でもあります。

普段の食事からの葉酸摂取推奨量240µgだけでなく、サプリメントから1日400µgの葉酸を追加で摂取することが厚生労働省から推奨されています。

しかし、サプリに配合されている葉酸の質によっても、体内に蓄積される葉酸の量は変わってくることはご存じでしょうか?

おすすめは酵母で培養された「酵母葉酸」。葉酸不足の体にならないために、酵母葉酸を利用して上手に補っていきましょう。

管理栄養士が監修

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BELTA専属 管理栄養士
鳴海 菜々恵 (なるみ ななえ)

葉酸は食事から摂取しにくい栄養素

葉酸は光と熱に弱い

毎日、食事で野菜を摂取していれば葉酸が不足することはあまりありませんが、少し気をつけたいことがあります。

それは、葉酸が水に溶けやすく、光と熱に弱いことです。野菜を水洗いしたり火を通したりすると葉酸が分解され、効力を失ってしまいます。

葉酸以外のビタミンなら、調理しても効力は10〜20%しか失われません。それに比べて葉酸は損失が30〜40%と、割合が大きいのが特徴です。

さらに、食品から摂取した葉酸のうち、体内で利用できるのは50%程度といわれています。

葉酸はサプリメントでの摂取が効率的

普段の食生活からではうまく葉酸の栄養素を摂取できないため、厚生労働省では特に妊活中、妊娠中の女性にサプリメントでの葉酸摂取を推奨しています。

サプリメントの葉酸はモノグルタミン酸型の葉酸と呼ばれ、食事からの葉酸(ポリグルタミン酸型葉酸)と比べて体内への吸収率が高いためです。

ポリグルタミン酸型葉酸・モノグルタミン酸型葉酸
モノグルタミン酸型葉酸は栄養をそのまま吸収

モノグルタミン酸型の葉酸は異性体ができてしまう

最適に見えるモノグルタミン酸型の葉酸ですが、サプリに配合する時に必ず「異性体」と呼ばれる余分なものができてしまいます。

そのため、サプリに葉酸を配合する時はこの異性体を除去できるかが課題となっていました。

酵母葉酸とは

モノグルタミン酸型葉酸

酵母葉酸とは酵母に取り込ませて発酵・培養した葉酸です。発酵食品は保存性や栄養価が長持ちすることが特長ですが、その技術を活かしたのが酵母葉酸です。

酵母で発酵・培養することにより、サプリに配合する際に生成される異性体が発生しません。

酵母葉酸は異性体が含まれない

吸収率が良く安全性や栄養価が高い

葉酸酵母は吸収率が高い

酵母を培養した葉酸は保存性が高い状態になるため、痛みが生じにくくなります。そのため、酵母を用いない葉酸よりも安全性、吸収性、栄養価、体内での利用率に優れています。

保存性が高く体内に長く留まる

発酵食品と言えば保存性が高いという特長がありますが、それは酵母葉酸も同様。酵母を用いない葉酸よりも体内で長く栄養が留まるため、体内の葉酸濃度が高い状態を保ちます。

妊娠前から葉酸を摂取することが大切

葉酸は妊娠初期に体内に不足していないことが大切ですが、妊娠に気付くのは5週目頃。妊娠が発覚した時には葉酸をもっとも必要とする時期を過ぎている場合も多いため、厚生労働省では妊娠前からの葉酸の摂取を推奨しているのです。

また、葉酸を体に蓄えるまでには1ヶ月ほど掛かるとも言われているため、妊娠を希望している方はできるだけ早めに摂取をするようにしましょう。

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