ベビーローション、オイル、クリームの違いは?保湿成分や特徴について
赤ちゃんの保湿剤は、主にベビーローション、ベビーオイル、ベビークリームの3種類があります。それぞれの違いや役割について、しっかりと理解し、赤ちゃんにあった保湿剤を選んであげましょう!
保湿剤は「水」「保水成分」「油分」の3つの保湿成分がある
違いに入る前に、まずはどんな保湿成分があるのか確認してみましょう!化粧品は、「水」、「保水成分」、「油分」で成り立っています。これらの3つはどれも保湿成分に当てはまりますが、以下のような違いがあります。
「水」はうるおいを与える
化粧品のほとんどの割合を占めるのが水です。水は、肌の角質層に浸透し、うるおいを与えてくれます。乾燥した肌にはまず、うるおいをもたらす水を与えるのが基本です。
「保水成分」はうるおいを与え、キープができる
この保水成分は吸湿性があり、うるおいを与えることだけではなく、そのうるおいを肌に留めておく力があります。主な成分としては、「ヒアルロン酸」や「セラミド成分」などがこの保水成分に当たります。
「油分」はうるおいにフタをして皮膚を保護できる
油は水と混ざり合うことはないので、肌に塗ると、水分の蒸発を防ぎ、うるおいにフタをしてくれる力があります。これにより乾燥を防ぎ、皮膚を保護してくれる役割があります。
主に植物油の「ホホバオイル」、動物油の「馬油」などが当てはまります。
水分と油分のバランスによって種類が異なる
水分と油分の配合量の違いによって、ローション・オイル・クリームの3つに分かれます。それにより役割も変わってきます。
種類 | 水分量 | 油分量 | 主な役割 |
---|---|---|---|
ローション | 多い | 少ない | うるおいを与える |
オイル | 少ない | 多い | うるおいにフタをする |
クリーム | 均等 | 均等 | バランス良く両方できる |
それぞれの特徴とメリット・デメリットは以下です。
ベビーローションのメリット
うるおいを与えることができる
ベビーローションの一番のメリットは、水分量が多いため、肌への浸透性が高く、肌にしっかりとうるおいを与えることができる点です。
まず第一は、赤ちゃんの肌にうるおいを与えることが大切です。なので、多くの方がベビーローションを使用しています。
伸びがよく塗りやすい
水分量が多いため他の種類と比べても、伸びがよく、全身に塗りやすい点があげられます。
ベビーローションのデメリット
うるおいを保つ力が弱い
ベビーローションは、油分量が少ないため、うるおいにフタをし、肌を保護する力が、他と比べると弱い傾向にあります。
なので、うるおいを与えることができても、乾きやすいことがデメリットとしてあげられます。
ベビーオイルのメリット
うるおいにフタをして皮膚を保護できる
オイルはうるおいを閉じ込める力がとても高いです。なので、乾燥を防ぐことや、外部の刺激から守ってくれる役割があります。
ベビーオイルのデメリット
うるおいを与える力が弱い
オイルはフタをする保護力が強い反面、配合されている水分がとても少ないので、うるおいを与える力は弱い傾向にあります。
ベビークリームのメリット
水分補給と保湿のバランスが良い
ローションとオイルの中間に位置する商品なので、水分でうるおいを与えながら、オイルの成分で保湿をし、肌を保護することができます。
ベビークリームのデメリット
伸びが悪く塗りにくい
クリームは水分と油分がバランス良く含まれているので、他の商品と比べると固めのテクスチャーで、ベタつきがあります。全身に塗るとなると伸びが悪く、べたついてしまうので、少し大変です。
塗る順番やタイミングは?
ベビーローションを塗った後に、オイルかクリームでフタをしましょう
まずはうるおいを与えてから、オイルの成分でフタをするのが効果的です。ローションで水分を与え、オイルやクリームで水分の蒸発を防ぐことで、乾燥や外部の刺激から肌を守ることができます。
お風呂上がりに忘れずに保湿をしましょう
お風呂上がりは水分が蒸発しやすく肌が乾燥しやすい状態です。入浴後はしっかりと保湿をして、乾燥を防ぎましょう!
そのほかでも朝起きたタイミングや、ちょっと乾燥しているなと思ったらこまめに保湿してあげることも有効です。
大人だけど使っても大丈夫?
赤ちゃんと一緒に使うことができます!
赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、ベビー用品は、肌に優しい成分で作られていることがほとんどです。
なので、大人でも安心して使うことができます。特に敏感肌の方で常用している方もいます。子どもに塗る時に余ったら、ぜひ自分にもつけてみてください。赤ちゃんとのスキンシップとしてもおすすめです!
子どもの肌の状態によって選びましょう
ベビー用品にはたくさんの種類があるので悩むことが多いと思います。ですが、一番大切なのは、肌の状態をしっかりと確認して、それに合ったものを選ぶことです。
それぞれのメリット・デメリットを確認して、自分たちに合ったものを選びましょう!