知らないと損する!
妊活に大切なコト3選
フェムケア
自身も不妊治療の経験があり、4年間妊活をしていたBELTA専属 妊活マイスターの滝瀬より、妊活に大切なことを3つのポイントからお話させて頂きました。 本レポートではイベントでお話した内容を抜粋して、イベントの内容をご紹介します。
登壇者紹介
- BELTA専属 一般財団法人 内面美容医学財団認定 妊活マイスター
- BELTA専属 一般財団法人 内面美容医学財団認定 妊活マイスター
- 滝瀬 桂子
- 現役医師から正しく学んだ妊活の本質と最新の妊活知識をもとに、多くのお客様のサポートをしている。また数年間にわたる不妊治療の経験を持ち、数多くの相談にのってきている。
現役医師から正しく学んだ妊活の本質と最新の妊活知識をもとに、多くのお客様のサポートをしている。また数年間にわたる不妊治療の経験を持ち、数多くの相談にのってきている。
妊活は女性だけがするものではなく、夫婦で一緒に取り組むもの
妊活や不妊治療は女性がするものと思われている方も多いかもしれませんが、WHOの調査によると不妊の原因は男性のみに原因がある場合と、男性と女性の両方が関与している場合を合わせると、約半数は男性にも原因があることがわかっています。 約半数は男性にも原因があるとすると、なおさら妊活は女性だけがするものではなく夫婦で一緒に取り組むことが大切になってくることがわかります。
夫婦で取り組むべきこと
では、夫婦で取り組むべきことを3つご紹介します。
①たくさんコミュニケーションを取る
まずは夫婦でいつまでに子供が欲しいのか、何人くらい欲しいかなど妊娠に向けて話し合うことが大切です。しっかり話し合い、妊娠に向けてのプランを立てていきましょう。
この時、もしパートナーが妊娠に消極的だったり、なかなか理解してくれない場合は冒頭でお伝えしたグラフなどを見せると良いでしょう。男性は第三者の客観的な意見を聞く傾向があり、グラフや数値を見ると納得する方も多いです。
②ブライダルチェックを2人で受ける
③妊活応援栄養素を摂る
妊活応援栄養素とは妊活を始めるにあたり、摂っていただきたい栄養素のことです。ご夫婦ともに摂っていただきたいので、ぜひ本日の夕食から意識してみてください。
妊活応援栄養素の1つ目はビタミンDです。
ビタミンDは男女の生殖機能に関わる大切な栄養素です。男性は精子の運動能力を上げてくれ、女性は子宮内膜症の環境を整えて着床率を上げてくれることが知られています。
ビタミンDが多く含まれる食品は、鮭、きのこ類、シラスなどです。
ビタミンDは食べ物で摂る以外に自分で作り出すこともできます。自分で作り出す方法は日光浴です。1日に必要なビタミンDのうち、食べ物から摂る分は約20%。日光浴で作り出される分は約80%とも言われています。
日本ビタミン学会では夏場は30分、冬場は1時間ほどの日光浴を推奨しています。ただし、日光を浴びるのがガラス越しや日焼け止めの上からだと、ビタミンDを作り出すことができないので注意が必要です。おすすめは手のひらを太陽に向けることです。日焼けも気にせずに効率的に日光を浴びることができます。
続いての栄養素はビタミンEです。
ビタミンEは抗酸化作用があり、別名若返りのビタミンとも言われています。動物実験でもビタミンEが不足すると生殖能力が低下することがわかっており、妊娠に大きく関係のある栄養素となります。
ビタミンEが多く含まれる食材は、ナッツ類やカボチャ、アボガド、卵などです。
ちなみにビタミンDとビタミンEはどちらも油に溶ける性質を持つビタミンなので、油で炒めたり、オイルドレッシングをかけて食べるのがおすすめです。
続いての栄養素は亜鉛です。
亜鉛は別名セックスミネラルとも呼ばれ、男性だと精子の量や質、運動率の向上、女性だと子宮内膜をふかふかにしてくれて着床しやすい環境を作ってくれることが知られています。
亜鉛が多く含まれる食材は、牡蠣、干しエビ、牛もも肉、ピュアココアなどです。
ただ、亜鉛には一緒に食べると吸収が良くなったり悪くなったりするものがあるため注意が必要です。亜鉛の吸収を助けるものはビタミンCとクエン酸で、豊富に含まれる食品はレモンが有名です。牡蠣やお肉にレモン汁をかけて食べると、亜鉛の吸収率を高めることができるのでおすすめです。
逆に亜鉛の吸収を妨げるものとしては、コーヒが挙げられます。また、過度なアルコールの摂取も亜鉛の消費量を上げてしまうため、お酒の飲み過ぎには注意しましょう。
続いての栄養素は葉酸です。
葉酸は赤ちゃんの脳や脊髄の発達異常である神経管閉鎖障害のリスクを7割減少させることがわかっているため、厚生労働省でも妊娠1ヶ月前からの葉酸摂取を推奨しています。
葉酸が多く含まれる食材は、ほうれん草、ブロッコリー、いちご、キウイです。
ただ、葉酸は調理をしていく過程で30%〜40%失われると言われているので、サプリメントなども活用し摂取していきましょう。
女性が取り組むこと
女性がやっておいた方が良いこと1つ目は温活です。
冷えていると血流が悪くなり、卵巣に酸素や栄養が十分に届かず卵巣機能の低下を招いてしまいます。また、普段の体温が36.4°以下だと子宮内膜が厚くならないとも言われています。
体が冷えていて良いことは一つもないので、ぜひ温活をして体を内側から温めていきましょう。
おすすめの温活1つ目は、白湯を飲むことです。毎日朝一番に白湯を飲むことで、腸がしっかり起き内側から温めてくれるので、毎日継続することで冷えの改善に繋がります。
2つ目はスクワットです。しっかりと太ももを鍛えることで下半身の血行が良くなり、子宮を暖めてくれる効果があります。
3つ目は入浴です。お仕事などでお忙しい方は、週に1〜2回でも良いので湯船に30分浸かる日を作ると良いでしょう。
女性がやっておいた方が良いこと2つ目は睡眠をしっかり取ることです。
質の良い睡眠は副交感神経を整えてくれ、成長ホルモンの分泌を促します。この成長ホルモンの分泌は、女性ホルモンの分泌にも関わっています。女性ホルモンは卵胞の発育や排卵を促す作用があることが知られており、妊娠に欠かせないホルモンです。成長ホルモンがしっかり分泌することで、女性ホルモンも分泌されます。
また、睡眠不足が続くと体はストレスを感じます。
ストレスが大きくなるとコルチゾールと呼ばれるストレスホルモンの分泌が増加します。ストレスホルモンの分泌が増加すると、女性ホルモンが作られなくなってしまい、女性ホルモンの分泌量が減ってしまうことがわかっています。できれば1日6〜7時間の睡眠をとることがベストです。
しっかり休息をとり、ストレスを軽減させ、女性ホルモンの分泌を増やしましょう。
男性が取り組むこと
男性がやっておいた方が良いこと1つ目は運動です。
男性は男性ホルモンがとても大切です。精子の量や質、運動率などいわゆる精子の力に最も関係しているものは、実はテストステロンという男性ホルモンです。
このテストステロンは年齢とともに少なくなる他、ストレスや乱れた生活習慣などが原因で少なくなってしまうこともあります。テストステロンを高めるためには、精神的、肉体的に健康を保つことが大切です。
その中でも適度な運動は筋肉量を増やしてくれ、テストステロンの分泌を増加させることがわかっています。
精子は3ヶ月かけて作られるので、コツコツと毎日継続することが大切です。日頃のストレス発散も兼ねて、軽いウォーキングやランニングなどを習慣にすると良いでしょう。ウォーキングは女性の温活にもおすすめなので、2人で一緒に取り組むのも良いですね。
男性がやっておいた方が良いこと2つ目は温めすぎないことです。
女性は温活が大切とお伝えしましたが、男性は逆に温めすぎないことが重要です。精巣は体温より2〜3°C低い状態で機能します。精巣を温めると機能が低下し、精子の質が悪くなることがわかっています。
具体的に注意すること1つ目はサウナです。もちろんたまに行くくらいなら大丈夫なのですが、一週間に何度も行ったりすることは妊活中は控えた方が良いです。
2つ目は膝の上でのパソコン作業です。長時間の作業は股間に熱がこもってしまうので、控えた方が良いでしょう。
ちなみに下着もピッタリしたボクサータイプより、トランクスタイプの方が通気性が良くおすすめです。
ぜひご主人様と一緒にこれらのことに注意をして、日常を過ごしてみてください。